特定非営利活動法人 横浜音楽協会 解散のご報告
謹啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、特定非営利活動法人 横浜音楽協会(以下、当法人)の活動に、格別のご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、誠に恐縮ではございますが、当法人は、令和7年5月21日をもって解散し、その活動に終止符を打つこととなりました。長きにわたりご支援いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
100年の歴史と解散に至る経緯
当法人の前身である「横浜音楽協会」は、横浜市内の音楽教育関係者の皆様の発案により、大正13年(1924年)に発足いたしました。以来、市民音楽文化の振興という一貫した目的のもと、活動を続け、昨年には創立100周年を迎えることができました。これは偏に皆様の多大なご協力の賜物であり、心より御礼申し上げます。
しかしながら、平成11年の法人格取得以降、下記のような複数の要因が重なり、今後の安定的な運営が困難な状況となりました。
- 1. 運営体制の変化: 理事の高齢化に伴う健康上の問題などにより、活動体制を維持することが難しくなりました。
- 2. 事業環境の変化: 新型コロナウイルス感染症の影響による事業の縮小および継続的な収入の減少。
- 3. 財政基盤の変化: 市の文化政策の変化に伴い、活動の重要な柱であった補助金が廃止され、財政的な維持が極めて厳しくなりました。
これらの諸事情を総合的に勘案した結果、設立の目的を果たし続けることが困難であると判断し、誠に残念ではございますが、解散の決断に至りました。
解散の決議について
本件につきましては、令和7年5月21日に開催いたしました定時総会において、特定非営利活動促進法第31条第1項第1号および定款第48条に基づき、全会一致をもって解散が適正に決議されましたことをご報告申し上げます。
これまでの永きにわたる皆様のご理解と、温かいご支援に改めまして深く感謝申し上げます。
皆様の今後益々のご健勝と、市民音楽文化の更なる発展を心よりお祈り申し上げます。
謹白
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令和7年5月吉日
特定非営利活動法人 横浜音楽協会
会長 鈴木 達三
役員一同
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